住宅改修「洋式便器等への便器の取替え」のご紹介
こんにちは!
深谷営業所 住宅改修担当の西川です。
今回は、介護保険 住宅改修工事『洋式便器等への便器の取替え』
についてご案内致します。
和式便器でのしゃがむ動作が大変な方にとって、非常に重宝する工事です。
トイレの改善は、住宅改修工事の他に、特定福祉用具でのご提案もございます。
実際の事例を紹介致します。
住宅改修工事 ①和式便器から洋式便器に交換する工事
・便器を交換することによって、立ち座りもラクになり、掃除もラクになります。
・近頃の商品は、節水型のため水道料金の節約にもつながります。
・保険満額オーバーとなりますが、日に何回も使う場所の快適さは、お金には
代えられないと思われます。
住宅改修工事 ②便器の向きを変更する工事
・間仕切りを撤去して便器の向きを90°変更することにより、有効スペースが確保できて、
車いす利用の方は移乗がしやすくなります。
※ここで、トイレの排水の仕組みについてご案内致します。
・(下水道のしくみ) 下水管は下水処理場へと繋がりそこで処理された後に河川へと放流
・(浄化槽のしくみ) 汚水・雑排水を一度浄化槽へと流し汚れを分解して河川や用水路
などへ排出
・(汲み取り式のしくみ) 家庭から出る汚水を便槽にため込み定期的にバキュームカーで
汲み取って処理
住宅改修工事 ③非水洗便器を設置する工事
・汲み取り式のまま、便器を非水洗便器の交換して立ち上がり等しやすいようにする。
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住宅改修工事 ④簡易水洗便器を設置する工事
・汲み取り式のまま、便器を簡易水洗便器に交換する。
・③より洋式便器に近い構造です。汲み取り式のままですが、蓋をして水を溜めることにより、
臭気が上がってこないようになります。
・汲み取りの回数が若干増えます。
特定福祉用具で ⑤腰掛け便座を設置
・和式便器の上に置いて腰掛式にする
特定福祉用具で ⑥補高便座を設置
・洋式便器の上に置いて高さを補う
・補高便座を差し込むだけ(5センチと3センチがある)で 立ち上がりが楽になります。
特定福祉用具で ⑦ポータブルトイレを導入
・樹脂タイプと木製タイプがあります。バケツ洗浄が必要です。
・ひじ掛け固定タイプとひじ掛けはねあげタイプがあります
・はねあげタイプは、立つことが難しい方がベッドへ移乗がスムーズになったり、
介助が必要な方にはとても便利です。
・自動ラップ機能付きポータブルトイレもあります。
特定福祉用具で ⑧ベッドサイド水栓トイレ(TOTO)を導入
・ベッドサイドに設置しやすい移動可能な水洗トイレです。壁に細い配管を通すだけです。
・排水管の勾配が不要で 施工はおよそ1日で完了します。
特定福祉用具で ⑨トイレリフト(TOTO)を導入
・電動式で便座からの立ち上がりを補助できる機能を有するものです。
・既存の便器・便座(ウォシュレット)への後付もOKです。
垂直昇降タイプ
斜め昇降タイプ
・介助者も使用者も使いやすいリモコンスイッチです。
・立ち座りがつらい方やドスンと座り、立ち上がりが不安な方、狭いトイレでの介助が大変な方に
お勧めです。
このように数々のご提案があるのは、トイレは一日に何度も利用するからですね。
トイレの改善について、ご自分に最適な方法が見つかりましたら、是非、当社にご相談ください。
当社の相談員(全員、福祉住環境コーディネーター2級取得者)がすぐに伺います。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
次回も工事についてご案内いたします。
お楽しみに!