2023.01.25
住宅改修「床材の変更」のご紹介
こんにちは!
深谷店 住宅改修担当の西川です。
今回は、住宅改修「床材の変更」についてご案内いたします。
「歩行の安定を図るために、床材を滑りにくい材質のものに変更する工事」、「車いすでの移動を円滑に行うために、畳をフローリングに変更する工事」は、介護保険の対象となります。
実際の事例を紹介いたします。
①畳はクッション性があるため、車いすが沈み込んで上手く操作ができません。
フローリングに変更することによって、円滑に移動できるようになりました。
②浴室のタイル床は、冷たく水はけが悪いです。
滑りにくい床材に変更することによって、転倒リスクの軽減を図ります。
寒い冬でもヒヤっとせず、ヒートショックの予防もできます。
③玄関から道路までのアプローチを、緩やかなコンクリートスロープにして、
更に手すりを設置することによって、転倒リスクを更に軽減します。
この工事により、車いすでの移動も可能になりました。
④階段の床板の先端(段鼻)にすべり止め(商品名:スベラーズ)を取り付けることも
床材変更工事として、介護保険の対象となります。
高齢者の転倒事故の原因のひとつに『滑りやすい床面』があげられています。
『滑る』ということは、床面仕上げと履物の関係性によるものです。
今回も、色々な事例を紹介しましたが、床材のみ検討すればいいということではございません。
まったく滑らない床は、すり足の方には、危険なこともあります。
ご自宅の中で、心配なところがある方は、早めにご相談ください。
当社の相談員(全員住環境コーディネーター2級取得済み)がすぐに伺わせて頂きます。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
次回は、「引き戸等への扉の取り替え」について、ご案内いたします。