住宅改修「引き戸などへのドアの取り替え」のご紹介
こんにちは!
深谷店 住宅改修担当の西川です。
今回は、介護保険住宅改修工事『引き戸などへのドアの取り替え』についてご案内致します。
「開き戸から引き戸・折れ戸・アコーディオンカーテン等への取替え」「戸車の設置」「ドアノブの変更」などは、介護保険住宅改修工事の対象となります。
実際の事例を紹介致します。
①建具交換(開き戸→引き戸)
外開きの扉を引き戸に交換することによって、扉の開閉を少ないスペースで行えるようにします。
扉の開閉時にバランスを崩してしまう方の不安を解消致します。
また、少ない力でも容易に開けることが可能になります。
②建具交換(開き戸→折れ戸)
扉が浴室内側に開くため洗い場の有効スペースが狭く、シャワーチェアなどの福祉用具の導入や介助者の動作スペースも制限される場合、折れ戸へ交換する工事がお勧めです。
交換することにより、スペースを有効に使えるようになり、安心してお風呂に入れます。
③建具交換(開き戸→アコーディオンカーテン)
廊下側に扉が開いて、開け閉めのとき 回り込むような動線となって転倒の心配がある場合は、アコーディオンカーテンに交換するのもお勧めです。
交換することにより、動線が単純化されて転倒のリスクを軽減できます。
また、手すりをトイレの入り口まで設置できるので、より安全な移動が可能となります。
↑の事例は開口が広いので、アコーディオンカーテンを開いた状態でも十分行き来できます。
一般的には、トイレのドアは幅が狭いので、新しく大きなドア枠を作り、アコーディオンカーテンのたたみ部分をドア横の小さな壁(袖壁)部分に納めるような工事を行います(開口幅を狭くしないような工夫)。
アコーディオン設置側の写真
④戸車の交換
引き戸の滑りをよくするために、戸車の設置や交換を行うこともできます。
戸車をアルミ製に交換する場合は、併せてレールも交換します(木製の敷居のままだと削れてしまうため)。
⑤ドアノブの交換
握り玉のドアノブは握力がないと扉の開け閉めが大変です。
リウマチや加齢による握力低下・手の筋力低下などで、握るという動作が困難になる方も多くいらっしゃいます。
レバーハンドルに交換することで、握る力がなくても楽に扉の開け閉めができるようになります。
その他、『扉の撤去』も介護保険対象となります。
今回も、弊社の過去の工事で紹介致しました。
ドアの老朽化に伴う工事や網戸等付属品、装飾部分は介護保険の対象外となります。
ご自宅の中で、心配なところがある方は、早めにご相談ください。
当社の相談員(全員、福祉住環境コーディネーター2級取得者)がすぐに伺わせて頂きます。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
次回は、『洋式便器等への便器の取替え』について、ご案内致します。
お楽しみに!